かずみ☆マギカ好きのだらだら語りあと色々

魔法少女かずみ☆マギカが好きすぎて作っちゃった、俺の考察(笑)やら感想やらを垂れ流すブログ。ネタバレしてる話題もあるので気をつけてください。かずみ以外のことも話題にするかも。

「あなた達の祈りを、絶望で終わらせたりしない」

2017/04/13 魔法少女たると☆マギカ 5巻


魔法少女たると☆マギカ The Legend of "Jeanne d' Arc" 5巻!!

ネタバレ注意かもしんない!!




先日のきらら☆マギカVol.30で、ついに最終回をむかえたこの作品。なんだかんだで、かなりの長期連載でした。

巻数こそ全5巻。アンソロも含めた関連漫画作品の中では同率1位がいくつかありますが。掲載誌が隔月刊ということもあり、2013年から足掛け4年、きらら系全体で考えても、かなり長い期間連載を続けてきたと言えます。

また、かずみ☆マギカ5巻の平松氏のあとがきには「担当さんからは『最終回に出る歴史上の魔法少女の話』案なんかも出ましたが」というエピソードが語られており、アイデアレベルでしょうが、マギカシリーズ関係者の中では、かなり初期から構想があった作品だったのではないかと推測されます。


もちろん、実際に、そのエピソードと「たると☆マギカ」の開始にどこまで関係があるかは不明です。ただの邪推でしかありません。もしかしたら、全然関係ないかもしれません。

そして、もし仮に関係があったとしても、最初にアイデアを出すことも重要でしょうけども、真に賞賛されるべきは、アイデアを形にし、これだけの完成度の作品を作り上げた、枡狐/蛙空氏であると思います。



各巻の巻末には、実際の歴史についての解説が小さな字でみっしり書き込まれており、それだけで入念な下調べを元に話が作られていることが伺えます。そして5巻巻末の内容からすると、ジャンヌ・ダルクの実際のエピソードの中に、マギカ世界における魔法少女と親和性の高いものがいくつあったようで、それを元にしたと思われる描写がいくつか思い当たります。

そういった親和性は、偶然見つかったのならまだしも、意図的に探しだそうとすると、かなり大変です。


そしてもちろん、ただ単に説明を列挙するのではなく、漫画として娯楽作品として盛り上げるところはきっちり盛り上げています。戦闘シーンは入念に描かれていますし、歴史上の人物だけあって登場人物は総じて魔力が高く、常に派手な戦いが繰り広げられてきました。

無論、史実をベースにしたストーリーである以上、説明ベースなページもいくつかあります。まあもちろんそれは必要なことではあります。まあ、正直なところ、4巻終盤から、若干展開を巻き気味な印象を受けるところはあります。

おそらくは、きらら☆マギカ定期刊行終了がその辺りで決まって最終回が予定より早まった、とそのような想像をしてしまいます。

が、しかし裏を返せば、ラストバトルにしっかり多くページを割いていることがらするに、最後をきちんと盛り上げることを優先した、とも言えると思います。チンタラ説明するのではなく、最後を盛り上げるだけの尺を確保するため、巻くところは巻く決断をしたようにも思えます。



タルトの最期は、1話でも本家アニメ最終回でも描かれているように、そして史実のジャンヌ・ダルクがそうであるように、謂れのない罪を着せられて、火刑に処されてしまうというものです。

しかし、それは、決して失意と絶望だけに包まれていたものではありませんでした。

彼女が「最悪の結末」を選んだきっかけは、ラストバトルにおいて重要な役割を果たしたギミックであり。

彼女が「最悪の結末」を選んだ動機は、彼女が守りたかったものであり、それは1巻の彼女の契約した理由からも伺えます。



火計に処される、という、メタ的に見ても、覆しようの無い運命であり、最初から見えているバッドエンドであっても、決して暗いだけではない結末と読後感へと、様々な史実や設定をフル活用して、つないでいったその構成と手腕は、見事だったと思います。
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