かずみ☆マギカ好きのだらだら語りあと色々

魔法少女かずみ☆マギカが好きすぎて作っちゃった、俺の考察(笑)やら感想やらを垂れ流すブログ。ネタバレしてる話題もあるので気をつけてください。かずみ以外のことも話題にするかも。

さみしがり

今日は、日向カガリのお話。


「魔法少女すずね☆マギカ」3巻ネタバレ注意。





「魔法少女すずね☆マギカ」において、最後に登場した魔法少女であり、すべての黒幕であった日向カガリ。

えげつない能力と戦い方、そして挑発的な口調と残虐な性格は、まさしくラスボスと言えましょう。


しかし、私は思うのです。彼女のその行動は、寂しさからくるものではないのか、と。


一番の根拠は12話回想。

おとぎ話を聞いたときの、リアクションです。

人とは違う力を持った魔女が、理不尽な理由から、追放された、という話を聞いての、彼女のリアクションは「またひとりぼっちになっちゃって……かわいそう」でした。

マツリは、悪くないはずの魔女が追い出されたという、「理不尽」について怒っているのに対し、カガリは「ひとりぼっちになった」という状況に対して、同情を見せているのです。


おそらくは、母を幼くして亡くしたことに起因するのでしょう。突然いなくなったツバキに対しても、強い執着を見せています。

他の台詞も、「マツリの仲間だって死なずに済んだんだから!」「そうやってツバキだけじゃなくマツリまで取っちゃうんだね」「ホントは私なんかいなくなっちゃえばいいって思ってるくせに」と、一人になること、仲間外れになること、を殊更強調しているものが多く見られます。


そして、決定的なのが、スズネに対する復讐が、結果的に彼女を孤立させるものだったということです。

復讐を決意したときに、カガリは「ひとりぼっちの…」「絵本の魔女みたいに」と言いました。復讐というのは、当然ですけど、相手をひどい目に合わせることです。

ということは、逆説的に言えば、カガリ自身はそれを辛いことだと思っているのです。


カガリは、孤独になることを、非常に恐れているのです。


ですが、おそらく、カガリ自身は、それを意識していなかったのでは無いかと思います。

彼女は復讐を決意したのち、まわりから自分の存在を消去し、単独で行動しています。誰からも忘れられた孤独な存在になっているのです。

孤独を恐れることに自覚的であったのなら、自ら孤独な立場を選ぶとは思えません。


もしかしたら、彼女は孤独な状態に置かれていたことにより、ソウルジェムが常に危険な状態にあったのかもしれません。

魔女化直前の魔法少女は、誰かを呪い、祟り、と、ネガティブな思考と行動に陥ることが多いです。

「すずね☆マギカ」の終盤における、カガリの行動は、それの影響だったのかもしれません。


彼女は、「自分の記憶をいじれる」と言っていました。ということは、過去にそれを試したことがあるはずです。

もしかしたら、「絶望を植え付けた」のではなく、「元々抑えてつけていた絶望を解放した」のかもしれません。


そして、マツリと完全に敵対した(とカガリが認識した)のであれば、復讐を果たしたところで、結局カガリ自身は孤独のままです。復讐の方も、全てを明かしてスズネに絶望を植え付けた時点で、半ば達成と言えましょう。

おそらく、カガリの行動は、それが全てで、それが終われば、もう何も無かったのです。


彼女の行動は、決して擁護できるものではありません。

しかし、孤独への恐怖とスズネへの復讐に塗り固められた彼女の心中は、察するに余りあります。


「すずね☆マギカ」は決してハッピーエンドとは言えない結末でした。

しかし、ラストシーンの受け継がれたおまもりには、描写こそ無いものの、きっと「ずっと忘れずに一緒にいられる」おまじないがなされているでしょう。

孤独を恐れながらずっと孤独だった彼女が、「ずっと一緒にいられる」ことを願ってもらえているのでしょう。

そのことが、少しでも彼女の救いになれば、と願わずにはいられません。
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